【カルチャー部】Pick Up Movie Vol.7『ファントム・スレッド』

ダニエル・デイ=ルイス引退作 × ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作。
本年度アカデミー賞、衣装デザイン賞受賞。
舞台は1950年代のロンドン。オートクチュールのドレスが導く、禁断の愛はどんな結末を迎えるのか…。

『ファントム・スレッド』

公開日/2018年5月26日(土)

あらすじ

英国ファッションの中心に君臨し、社交界から脚光を浴びる天才的な仕立て屋のレイノルズ。
ある日、レイノルズはウェイトレスのアルマと出会い、彼女を新たなミューズに迎え入れる。
彼はアルマの“完璧な身体”を愛し、彼女をモデルに昼夜問わず取り憑かれたようにドレスを作り続けた。
しかし、アルマの気持ちを無視して無神経な態度を繰り返すレイノルズに不満を募らせたアルマは、ある日朝食に微量の毒を混ぜ込む…。
やがてふたりは、後戻りできない禁断の愛の扉を開き、誰もが想像し得ない境地へと向かう。
この愛のかたちは、歪んでいるのか?それとも純愛なのか?
華やかなオートクチュール(高級仕立服)の裏側で、映画史上もっとも甘美で狂おしい愛の心理戦がはじまる! (公式サイトより)

ooooosu! より

とにかく美しい。映像も音楽もストーリーも。
目と耳と心、それらすべてで美しさを感じられます。

個人的には、繊細なドレスの仕立て屋とカフェで働くプリティーウーマンによる、「月9×世にも奇妙な物語」を3倍くらい昇華させたような違和感と納得感をもたらしてくれる作品だと思いました。
ラブストーリーでありホラーでもある。

ウッドコックとアルマ、ふたりの情熱と愛情のカタチについてはボクの頭上に巨大な疑問符が現れましたが、そいつを頭突きしたらキノコが飛び出し、結果として笑えたので後味は良好。

ファッションシーンを舞台に展開していく作品なので、おしゃれに興味のある人にとっては物語とか関係なく、そそられる要素が盛り込まれた作品なのかもしれないっす。

映画データ
タイトル/ファントム・スレッド
公式HP/http://www.phantomthread.jp/
公開/5月26日(土)より伏見ミリオン座ほか全国ロードショー!
監督・脚本/ポール・トーマス・アンダーソン
出演/ダニエル・デイ=ルイス、レスリー・マンヴィル、ヴィッキー・クリープスほか
配給/ビターズ・エンド/パルコ
©2017 Phantom Thread, LLC All Rights Reserved

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