ooooosu!編集部が行く!「TATTOOスタジオに潜入!」vol.2

今回の「ooooosu!編集部が行く!」は禁断のTATTOOスタジオに潜入!!

大須を歩いていると、ちょくちょく見かけるTATTOOスタジオの看板。
実は大須には10件以上のスタジオがあるという、言わずと知れたTATTOOの街。最近では海外セレブやスポーツ選手が入れていたりして、オシャレ感覚で入れる若者も多い。でも…やっぱり痛い?スタジオって恐くない?消せるの?プールとか入れない?…など不安は尽きません。

「TATTOOスタジオに潜入!vol.2」でもTATTOOの知識が全くない私がスタジオにお邪魔して、今回はそこで働く彫り師の方にいろいろ質問させていただきました。

現在、BOOBIESでは総勢13人の彫り師の方が活躍していて、
女性の方から、外国の方まで、(イケメンが多い?!…)みなさん、様々な経歴の持ち主。

今回は彫り師のTAKEさんにいろいろ普段聞けないことを聞いてみました。

今、おいくつですか?
「23です。」

彫り師になってどれくらいですか?
「5年です。」

どのようにして彫り師になったんですか?
「昔から、自分の体に入れたりしていて、沖縄のTATOOスタジオに弟子入りしました。そこで、彫師としての本格的な勉強をしました。」

どうしたら彫り師になれるんですか?
「基本TATOOスタジオに見習いで入ったり、彫り師に弟子入りしたりですが、実践あるのみなんで…」
なんとTAKEさん、学生の頃から家で自分の左足にコツコツ入れて練習していたんだとか…恐ろしい!!

得意なジャンルとかあるんですか?
「僕はブラック&グレーといって黒と影で表現するスタイルが得意です。こういった顔を入れたり…」
すごいですね!ヘッ◯バーンまで…

デザインはどうやって決める?
「入れたい絵の写真やラフを持ってくる人もいますし、どんな感じのデザインにしたいのかを聞いて、こちらでデザインをいくつか出して決めるパターンも。例えば蛇の絵を入れたいと言ってもらえれば、お客さんが納得するまでいろんなパターンのデザインを出して、気に入ったものを。こちらのデザインを押しつけることはないです。世界にひとつだけのものですから、お客さんが気に入るまで何度でも考えますよ。」

どんな人がTATOOを入れに来るんですか?
「外人だったり、主婦だったり、若い子だったり、50~60代のおじさんもいます…(笑)いろいろですよ。」

入れたTATOOは消せるんですか?
「今は結構きれいに消えますよ。本当にわかんないぐらいに。一度入れたTATOOを消してまた新しいものを入れる人もいます。」

TATTOOを入れられない肌とかありますか?
「乾燥肌とかはそんなに気にしなくてもいいと思います。ただケロイド状の皮膚には入れられないです。あと糖尿病の人は傷が治らないので入れない方がいいですね。」

最近の流行りとかありますか?
「世代によっていろいろなんでなんとも言えませんが、好きな文字、言葉を入れて下さいって人が多いですかね。」

気になる値段はどれぐらいなんでしょうか?
「基本は、500円玉の大きさで10,000円ぐらい。ただ、デザインや彫り師によっても値段が変わってきます。逆にいくらでやってほしいといっていただければ、ここまでできますというふうに提案していけます。」
結構高いんですね…500円玉でそれぐらいってことは、背中にびっしり入ってる方は100万以上かかってるってこと?!

ちなみにTAKEさんのTATTOOは全部自分で入れたんですか?
「いや、入れてもらったのもあります。」
なるほど、逆向きからは難しいですもんね。

それだけTATTOOが入ってると温泉とか入れないですよね?
「入れないでしょうね(笑)でもうち、実家が熊本で温泉引いてるんですよ。温泉大好きなんで、実家で入ってます」
実家なら気にせず入れますね(笑)

取材を終えて…。
一見、若気の至りと思われがちなTATTOOですが、実際入れに来るお客さんは、若者から主婦、50~60代のおじさんと多種多様という。人それぞれTATTOOへの思い入れは違えども、入れる人に共通するのはその消せない“画”を体に刻むという決意を持つことだと思いました。その決意が勲章になりり、時に自分を高め、時に人の羨望を集めるのだと…
彫り師はその決意を体に刻む役割、それは痛みを伴い、簡単には消せないものとなる。そしてその“画”はその人と共に日に焼けたり、鍛えられたり、痩せたり、太ったり、成長していくとなると、それは究極のアートなのかもしれないですね。

現在、BOOBIESではアメリカ出店に伴い、彫り師、見習いを募集しているそうです。
興味のある方は是非お問い合せを。

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