Shout.19「ビキニ甲子園」
いつの間にやら、セミどもはくたばり散らかり、
すっかり秋めいてきますた。
ちゅーことで、いつも全裸のボクですが、
そろそろ秋服でもチェックしようかなと足を運んだのがこのお店!
こちらの店内には、
アメリカから厳選チョイスで仕入れる古着やオリジナルアイテム(国内産)など、
2ボール1ストライク的な服や小物が満塁ホームラン状態なのである。
が!!!
なぜかしら店内には誰も見当たらない。
オーナーの大島さ~ん! どこに居るんスか~? 万引きしちゃいますよ~!
てな感じで探すものの何処にも居なくて・・。
で、ちょっとお店の外に出て周りを見渡したら、すぐに発見できたのでござる。
大島さんを!!!
オーッス「なにしてんスか大島さん? 店をほったらかしにして」
大島さん「いや、この店に行こうと思ったんだけどね、今日は休みらしくてさ」
訊くと、FARMER’Sの隣にあるその店は、
かわいい水着ギャルが接客してくれると噂のコンセプトカフェとのこと。
大島さん「はぁぁ(溜息)。ビキニが・・俺の、夢にまで見たビキニが・・・」
(悲しみの定休日。紙ペラ1枚の手書きによる宣告が哀愁を誘ふ)
まるで、夏の大会で負けた高校球児のように心からへこむ大島さんを、
ボクは放置することができなかった。
ので、とりあえずアバウトなトークをかましたわけスよ。
オーッス「じゃ、明日の開店に向けて、完璧なコーディネートつくりましょーYO!」
大島さん「たしかに、それ、ありかも!」
ちゅーことで、大急ぎでFARMER’Sに戻った大島さんは、
水着ギャルにモテるためのアイテムセレクトを開始!
大島さん「まずはこれじゃああ!」
オーッス「アロハですか!」
大島さん「水着といえば海! 海といえばアロハだからな! ふははははは!」
なぜかしら、荒ぶる山賊のようなテンションの大島さん。
・・ま、気にせず続いていきマッスル!
大島さん「下半身はこれじゃあああ!」
オーッス「ショートパンツですか!」
大島さん「おうよ! アロハにはショートパンツ! ご飯には味噌汁!」
大島さん「足もとはこいつじゃああ!」
オーッス「コンバース!」
大島さん「Yes!!! 素足でいっちゃうよ~! ぷおおおおおお!」
・・・・・てな感じで、
パーフェクトな着こなしを完成させた大島さんは、
またもや大急ぎで店を飛び出して行った。
無論、あのお店が開くまで、並ぶためである。
秋なのに、真夏スタイルで!!!
【つづく】