TALK RELAY 『大須おみやげカンパニー株式会社』 石原基次さん

『大須おみやげカンパニー株式会社』  石原基次―今回のトークリレーのゲストは『大須おみやげカンパニー株式会社』代表取締役の石原さん!
よろしくお願いします。

―こちらこそよろしくお願いしまッス!ってことで早速。石原さんは大須おみやげカンパニーの代表として、大須商店街連盟の常任理事として、そして大須案内人として、大須という街の活性化に取り組んでいますが、なぜそこまで「大須LOVE」なのですか?
そうですね、あんまり深く考えたことはありませんが、おそらく「生まれたときからこの街だから」という理由が一番しっくりくるのかもしれませんね。

―生まれた時から大須人なんですね!
そうそう。だから40年前からになるのかな・・・・違うか(笑)。ほんとは60年前からです。ま、そのなかで数年ほど大須を離れた時期もありましたけど。

131024_5―ちなみにそれっていつ頃の話です?
最初に大須を離れたのは、高校を卒業してからすぐ、ヒッチハイクで放浪の旅に出たときです。行き先は北の方向。ただそれだけを決めてリュック片手に大須を飛び出しました。今思うと、若気の至りというか、ノリというか(笑)。

―ヒッチハイクで放浪の旅とは・・・いいッスね!! ちなみに北の方向って、具体的にどこに行かれたんです?
大須を出てから長野、岩手、北海道という流れで旅をしました。その間、おそらく一生忘れることのない貴重な経験をさせてもらったものです。岩手での一番の思い出は住み込みで働いた牧場でのバイト。牛の乳しぼりや牧草刈りなど、大自然を一身に浴びての仕事はもとより、その時に見たタンポポが一面に広がる草原の美しさは私の胸に強く響きました。それから、北海道の襟裳岬で民宿に住み込んで経験した昆布漁のバイトもそう。昆布が4mになるとあんなに重たいなんて驚きでしたよ。そしてなにより、そのときに出会った人たちとの関係は、今でも私の宝物です。

ー風まかせに行き着いた土地でひょいと腰をおろして、額に汗して働き、かけがえのない人間模様が描かれる・・。なんともドラマチックな展開ですね!ひょっとしてロマンス的な展開もあったりしましたか?
ロマンスというか、まあ、妻とはその旅の途中で出逢いましたけど(笑)。

―それって思いっきりロマンスじゃないスか!どこでどんな風に二人は巡り合ったのですか?
いやぁ、まいったな(笑)。これって話した方がいいの?

―話してください!!
じゃ、ちょっとだけ。彼女と初めて会ったのは襟裳岬でした。住み込みで働いていた民宿に彼女が友達三人で来ましてね。そこで知り合って、連絡先を交換して・・・もうこれぐらいでいいですか?(照)

―う~ん、もっと訊きたいところですが、石原さんを困らせるわけにはいきませんので・・。ご無理を言ってすみません!ありがとうございました!で、その後どうやって二人は結ばれたのですか??
まだ訊きますか!(笑)いや、もう、あれですよ、色々あって結婚しました。以上!

―おお、力ずくで割愛しましたね。さすがです。わかりました、もう訊きません(笑)。では、話を本題に戻しまして、大須に帰ってきてからはどうしたんです?
しばらくは家業の手伝いをしていました。

―家業・・・ですか。僕たちはそれが何か知っていますが、あえて訊きます、その家業ってのは何ですか?
コメ兵です。戦後、父が創業し大須に出店し、65年経ちました。私は23歳から約15年間、二人の兄と一緒にコメ兵で働き、その後、独立しました。山あり谷あり色々あって・・・今また、大須で楽しく生きています。今年、コメ兵の会長になった次兄と大須の赤提灯でときどき一杯呑んでいますよ。

131024_2―石原家の家訓どおりの「兄弟仲良く」でいいッスね!! ところで、石原さんがヒッチハイクの旅から戻ってきた当時の大須って、どんな感じだったんですか?
そうですね、今からだいたい40年ぐらい前の話ですが、わかりやすく言うと、あのころの大須は現在の20分の1くらいの人通りだったかな。ほんと、いつもガラガラでした。街の活性化を図るために「大須大道町人祭」がはじまったのはちょうどその時期でした。私が25のときです。

―大須大道町人祭といえば、石原さん自身、実行委員長として活動されたそうですね?
ええ、7回目の祭りのときに実行委員長を担当しました。実行委員として参加していたのは2回目のときからです。

―今もなお続く大須名物のこの祭りに対しては、やっぱり特別な想いとかあるんですか?
もちろん!祭りは大須の元気の源ですからね!毎年、町人祭が近づくとワクワクしちゃいますよ(笑)。

131024_1―石原さんのその笑顔、大須を愛する気持ちがビンビン伝わってきます!今は商店街の常任理事としても、大須案内人としても活躍されていますよね。
ええ、大須のことが大好きですからね。少しでも自分がこの街を元気にするために役立てれば幸いです。大須おみやげカンパニーを設立した理由も根っこの部分は同じです。せっかく良い街なんだから、もっとたくさんの人たちに好きになってもらいたいですからね。

―そうですよね!僕らも素晴らしき街・大須のためになれるよう頑張りまッス!と、いうことで、ここらで前回の高橋さんからお預かりした質問を。ひとつめ「大須おみやげカンパニーはどうなっているんですか?」
どうもなっていませんよ(笑)。オススメしたい新たなおみやげ?今のところないですね(笑)。マイペースにぼちぼちとやっておりますので。あっそうだ。大須カレンダー2014販売中!300円!!

―その大らかな考え方、石原さんらしいッス!続きましてふたつめの質問。「大須商店街連盟の常任理事になってみて、どうですか?」
実にやりがいがありますね。そもそも、私が今年から常任理事になったのは、たとえ大須を変えたいという気持ちがあったとしても、外から言っていてもダメだなと思ったからです。自らなかに入ることで、意見を主張できるし、アイデアも提案できる。そう実感している今日この頃です。商店街連盟の有志仲間たちとはもちろん、大須に関わるすべての人たちと一緒になってこの街の未来を考えることができたら、きっと面白いことになるでしょうね。

―そうスね!みんなで団結して大須をもっと良い街にすることができたら最高だと思いまッス!それでは高橋さんからの最後の質問。「年収はいくらですか?」
想像にお任せします(笑)。

―まあ、ふつうここでは言わないですよね(笑)。ではでは、ついでにもうひとつ僕らからの質問を!「石原さんは大須のアイドル『OS★U』の大ファンって本当ですか?」
本当です(笑)。大須案内人と同じころに誕生した彼女たちは、いうなれば我々と同期!ともに大須を盛り上げて行ってくれる心強い仲間でもありますからね。

―ちなみに推しメンは?
朝倉真琴ちゃん!話し方がとてもかわいいんですよ(照)。

―なるほど、まこちゃんのトークには注目しておきます!ということで、今回のトークリレーはここまで!石原さん、ありがとうございました!!!
こちらこそ。

『大須おみやげカンパニー株式会社』  石原基次石原さんから廣田さんへの質問
Q. 禁酒したって本当ですか?
Q. 4人目のご予定は?
Q. お店を仕切っているのは廣田さん?それとも奥さん?

プロフィール
『大須おみやげカンパニー株式会社』
石原基次
大須の名物やおみやげを扱う『大須おみやげカンパニー株式会社』とファイナンシャルプランナー『株式会社FP石原』の代表取締役。大須商店街連盟の常任理事、大須案内人としても活動。生まれ育った大須をこよなく愛し、この街を元気にするために日々奮闘中!