Talk Relay 『VILLA ROUGE』安藤君笑さん

『VILLA ROUGE』安藤君笑

―今回のTalk Relayは『T.F.L』の武山さんから紹介いただきました安藤君笑さん!
よろしくお願いします。

『VILLA ROUGE』
―こちらこそよろしくお願いしまッス! ってことで早速。安藤さんは栄五丁目でセレクトショップ『VILLA ROUGE』を経営していますが、そもそもアパレル業界に入ったのはいつ頃なんスか?
18歳のときです。とある古着屋さんでバイトをはじめたのが最初でした。それから、いくつかのショップで経験を積んだのちに独立して、現在に至る。私のこれまでの経緯はシンプルに話すとそんな感じです。

―かなり端折りましたね(笑)。ともあれ現在、ショップオーナーとして日々を送っているわけですが、アパレル業界に飛び込んだ当時はこういう展開を想像してました???
いいえ、全然(笑)。はじめから「いつか自分の店を」とは思ってはいませんでしたね。ただ、本当にファッションが好きだという自分の想いに向き合って、素直に生きてきたらこうなっていた、というのが正直なところなので。

―実に理想的な生き方ですね。ちなみに安藤さんをそこまで夢中にさせる、アパレルという仕事の魅力は何ですか?
いろいろありますが、ひとつは「自分自身を磨ける」ところですね。オシャレを扱う仕事だからこそ、自分の外見に対する意識は強くなります。また、接客を通じて、気配りや目配りといった、対人力を向上できる仕事でもあると思います。あと、私の提案を通じてお客様がどんどんキレイになってくださり、思わずうれしい気持ちになれるのもこの仕事ならではの大きな魅力です。

『VILLA ROUGE』安藤君笑さん―2011年に『VILLA ROUGE』をオープン。こちらのショップに対する想いを聞かせてください。
オープンしてからずっと努力しているのは「お客様に好きになっていただける店づくり」です。いつ足を運んでも、お客様にとって気分が上がるような、夢があるようなショップであり続けたい。そのためには「常に新鮮であること」。それが大切だと私は思います。年に数回、主にパリへ買い付けに行くのですが、そのときは気合が入りますね。ドメスのブランドにオーダーするときも同様、お客様の期待に応えられるよう、お客様の笑顔を想像しながらアイテムをセレクトしています。このときが結構楽しいんですよ。おかげさまで『VILLA ROUGE』には、名古屋市内はもちろん、愛知県外からもたくさんのお客様さんが足繁く通ってくださいます。

―素晴らしいスね! 遠方の常連さんにとって、名古屋を楽しみつつ、目的地となるショップとして存在し続けているのは! ところで、安藤さんにとってスタッフを育成することも業務の一環だと思いますが、何か心掛けていることはありますか?
みんなに口酸っぱく伝えているのは「おもてなしの精神」です。アイテム構成が良いだけでは、お客様にとって特別なショップにはなれません。極端な話、好きなブランドのほしい服を買うだけなら、通販でもいいわけなので。だから、わざわざVILLA ROUGEに遊びに来たくなるような付加価値を創出してこそ、本当の意味で愛されるショップになれると私は信じています。「Passion」の「Fashion」。私は常にこの言葉を胸に抱いています。

―熱い言葉ありがとうございまッス!!! ではここらで、前回の武山さんからの質問を! ひとつめ「この人なら一生かけてもいい!っていう大恋愛な男が現れたら、仕事とその男、どっちを選びますか?」
選べないので、両方とります(笑)。好みの男性のタイプは、雰囲気があって、寡黙な人。芸能人でいうとトヨエツとか石田純一とか。

―そのふたりって、ちょっとタイプが違いません???(笑)もしも石田純一と付き合った場合、浮気をされそうなイメージですが、それでもOKッスか???
それは仕方ないですよね。浮気は、する方はもちろん悪いですが、される方にも隙があると私は思っていますので。ちなみに今現在は、武山さんの質問のような「一生かけてもいい!」と思える男性は捜索中です(笑)。

―現れたら教えてほしーッス! ではふたつめの質問「24時間、いつ会っても笑顔でニコニコ元気なキミエちゃん。常にフルオン!状態を保っている秘訣はありますか?」
常にフルオンってわけじゃないですよ。私にもちゃんとスイッチはあります(笑)。なので、ひとりのときは当然「オフ」の状態です。人と会っているときは、いつも笑顔でいるよう心掛けています。あと、私と会って良かったと思ってもらえるよう、まず私からその人のことを好きになるようにしています。そうすることで、毎日は楽しくなり、価値のある出会いも増えてきたかな。独立する以前は、苦手な人と話すときには顔に出ていましたね(笑)。けど、それを直すよう意識して人と接するようになってから、私は人生が好転してきたように思います。ほんとに。

―まじスか! その安藤さんの対人術、マネさせてもらいまッス! じゃラストの質問「食欲、睡眠欲、性欲・・・キミエちゃん、いちばん強いのはどれ?」
え? いま「性欲」っていいました?

『VILLA ROUGE』安藤君笑さん―ええ、いいました。ただし、これはあくまでも武山さんから伝えられた安藤さんへの質問でありまして・・。
ふ~ん。ここで「私、性欲がいちばん強いです!」なんていうわけないのにね(笑)。

―ごもっともです(汗)。
ま、いいですけど(笑)。えっと、私の「欲」は人並だと思います。ストレスを溜めないよう、何事も我慢しないのがポリシーですけどね。食べたいときに食べたいだけ食べるし。店が終わってからだと外食が多くなりがちですが、家で料理もつくりますよ。パスタとかサラダはちょっと自信あります。睡眠欲は、眠りたいときに好きなだけってわけにはいかないので、可能な限り睡眠時間をとれるよう調整しています。ただ、その気になればいつまでも眠っていられるので、休日にはなるべく用事を入れるようにしています。あと、性欲でしたっけ? 敢えていうならフレンチスタイルです。以上(笑)。


Talk_Relay_57_3次は『Petit Sourire』の森 麗葉さんへ!

安藤さんから森 麗葉さんへの質問
Q. いつも輝いていますが、その美しさの秘訣を教えてください。
Q. ファッショニスタで知られる麗葉さんですが、洋服代は今までどのくらいつぎ込んだのですか?
Q. こわいほど美しいのに、なぜそんなに優しいのですか?

プロフィール
(株)ヴィラルージュ代表 安藤君笑
ファッションが好きで学生時代に古着屋でバイトをはじめる。数々のショップで経験を積んだ後に独立。現在、中区栄にあるセレクトショップ『VILLA ROUGE』のオーナー兼メインバイヤーを務める。名古屋市出身。