オーッス君が行く

Shout.32「ファンキー横丁」

拝啓 ファンキー加藤様
じめじめとした不快なこの時期の気候に加え
ここんとこの騒動によって体調を崩されたりしていないでしょうか?
とはいえ そこらへんのモンキー以上に前向きなあなたのことです
マスコミや世間からどんなに蒸し返されようとも 些細な悲しみなど笑い飛ばし
またどこかの球場で投球直後に謝罪するといった画期的な始球式をやってのけ
性懲りもなく第二試合を爽やかにプレイボール!してくれることでしょう
そのご活躍 心から期待しております。
敬具

ちゅーことで!少しでもファンキー加藤様に近づければなと、
ちっぽけな勇気をもとめてオイラがやってきたのはこちらだベイベー!オーッス君
ファッション関連ショップが密集する大須商店街の東仁王門通り!
いつもこのストリートは、オシャレが好きな人からそうでない人まで、
とにかくたくさんの人たちで賑わっているんだけど、
ここからつながるとある路地裏に、
なんともファンキーな名前が付けられているという事実を知る人は少ない…。オーッス君
で、問題の路地裏はここでゲス!オーッス君
東仁王門通りの喧騒とは打って変わって、
良くいえばしっとりとした、遠慮せずいえば湿っぽい空気が漂っている…。オーッス君
また、東仁王門通りの華やかさとは打って変わって、
良くいえば心安らぐ懐古的な、遠慮せずいえばある意味ホラーな情景が…。オーッス君
で、時間という概念が崩壊したかのようなこの路地裏は、
通称「ポコチン横丁」と呼ばれているとかいないとか!

全国に有名な横丁は多々あれど、
この名前はファンキー以外のなにものでもない。

「包茎・童貞の会」の代表でもあるオイラは、
ポコチンときたからには黙っているわけにもいかないので、
震えるこの手で控えめな己のマイクを握りたちあがったのである!オーッス君
で、突撃したのがこの横丁にある隠れ家的ショップ『UNCHAIN』!!!オーッス君
店内にはここにしかないメンズ・レディースの大人カジュアルアイテムが!オーッス君
…さておき、オイラがここに来た目的は、
この人、UNCHAINのミミさんに話を聞くためである。
ボク「ミミさん、ちょっとポコチンについて聞きたいことが…」
ミミ「え? 何をいってるんですか? 警察呼びますよ」
ボク「ま、間違えますた。ポコチン横丁について聞きたいんですが…」
ミミ「!!! い、今忙しいんで」オーッス君
ミミさんは、慌てふためき、
すでに畳んである商品を広げては再び畳む、といった奇行を繰り返した。

絵に描いたような挙動不審…。
彼女が何かを隠そうとしているのは明白だった。
しかし、オイラはそれを見逃さない。

ボク「この道について聞きたいんですが!?」
ミミ「知りません!」
ボク「なぜここは『ポコチン横丁』って呼ばれてるんでスか!?」オーッス君
ミミ「何してんの!写真撮らないで!」
ボク「ちょ、ちょっと落ち着いて、少し話を聞かせてほしーの!」オーッス君
…てな感じで、やっとミミさんは暴れるのをやめ、オイラと向き合ってくれた。

ボク「この道がポコチン横丁って呼ばれているのは事実、でよろしいですね?」
ミミ「・・・・・・・」
ボク「この道をポコチン横丁って名付けたのはあなた、でよろしいですね?」
ミミ「・・・・違う、私じゃない・・」
ボク「え? じゃ、誰なんスか???」
ミミ「・・・・・・・しゅ、主人が・・」
ボク「え? ご主人が?」
ミミ「・・・・・・・・・・・・」
ボク「ねえミミさん! ポコチン横丁と名付けたのはご主人なんですか!?!?」
オーッス君
ミミ「ぐごぎごごげげげげげげげげげ」
ボク「アンタッチャボー!!!」

オーッス君
…残念ながら、今回の調査では本当の真実を知ることができなかった。

もしも、
みなさんのなかでその真相をつかんだという場合は、
ぜひとも当局までご一報を!!!
【つづく】