Shout.43「あ!」

2017年、新年早々ハワイに行ってきたんだけど、すっかりワイキキの波に魅せられちゃって、ついついサーフィン漬けの毎日を過ごしていたら気持ち悪い色に日焼けしちゃってさ。早くもとの美白ボディーに戻ってほしーのって思いながら夜風に吹かれてビーチを歩いていたら、いきなり星空の土俵で小錦と曙がぶつかり合いをはじめちゃって、最終的に小錦がウクレレで曙を半殺しにしたんだけど、なぜかしらその顛末を見届けた江角マキコが「褒美として誰かの家に落書きをしてやろう」って神龍みたいに言うもんだから、虚を突かれた小錦が戸惑っていると息を吹き返した曙が「ボブ・サップ!」と横から叫んじゃって、反射的にボクは「う~ん、どうでしょう?」ってやったこともないミスターのものまねをしてしまい、気付けば正月特番でギブアップしたもえのあずき様みたいに顔面だけが真っ白に戻っていたっていうね。…そんな初夢でした。

てことで!今年は「浮気・やる気・イワキ」をテーマに頑張っていきたいなと!そう心に決めた矢先、うっかりボクはそこらへんで野垂れ死にしそこいてまって。が!ここは大須!
そこら中にうまいもんがあふれている街でやんす!突撃したのは、大須商店街の招き猫から徒歩10秒のところにある『WOODS DINER』!!!アメリカンスタイルのハンバーガーが魅力の店ッス!!!でもって、迎えてくれたのがヴァンダレイ・シウバ風のオーナー植田さん!オーッス「オイラをミルコ・クロコップだと思って戦慄の膝小僧を打ち込んでけろ!」
植田さん「いや、格闘技経験ゼロなんだけど」てな感じで、名物のバーガーをつくっていただくことに。すると…。植田さん「ホワォゥゥ―――――!!!!」

腹が減りに減り過ぎて、もえのあずき様のことでいっぱいになっていたオイラの頭の中は、植田さんの奇声によって性欲から食欲へと正常に欲望の軌道修正が行われた。そして待つこと数分…。

ドスーン!!!!と、オイラの目の前に運ばれたのは名物「エンパイヤバーガー」2,100円!!!!自家製BBQソースで味付けされた150グラムのパティが3枚もぶちこまれているその高さは約20センチ!!!!

オーッス「ひょー!うまそー!うまそーッスけど、これ、デカすぎるスキルじゃないスか!?こんなの完食できま千円!」植田さん「完食できるよ。俺なら」
オーッス「じゃ、どうぞどうぞ」てことで「巨大バーガーvsそれをつくった本人」のドリームマッチ!!!!植田さん「んぐ!」
オーッス「お~っと!いきなり全開マウスで突撃する植田さん!しかし、明らかに口に入りきっていない!おそらく彼は本気を出せばひとくちでイケると思ってこの怪物をつくったんでしょうが、この戦いはあまりにも無謀だ!」植田さん「…ギ、ギブ、アップ…」
オーッス「うあああ!開始10秒、まさかまさかの残酷物語!文字通り植田さんはエンパイヤバーガーにまったく歯が立ちませんでした!」

ちゅーことで、空腹で野垂れ死にしそこいていたオイラは結局、もえのあずき様に対して改めて尊敬の念を抱き、同時に心から彼女に「あ・い・た・い」と想うのでありますた❤

ちなみにですが、エンパイヤバーガーは一旦バラしてから食べるのが正解で、意外にもオタク系の人たちからの支持率が高いらしいスよ。あと、WOODS DINERにはエンパイヤバーガーよりも巨大なサイコバーガーってのもあるから、いっぺん食べてみや~ち。
【つづく】