Shout.44「P女」

このまえ、バレンタインというくだらないイベントが終わったので、オイラは一週間ぶりに街に出た。
で、何気なく足を運んだのがこちら!
大須商店街の裏門前町通にある『PG café』!が、店内にはかわらしいペンギンたちがあふれているではあーりませんか!もうね、童貞&包茎の会の代表であるボクみたいな半分出家しているような野郎にもわかるんスよ、ここが自分には不適切な場所だってことくらいはね。で、店の扉を開けて2秒後に「間違えました」とそそくさと退散しようとしたところ、背後から「まあ、待ちなさいよ」という声が…。???「あたたかいものでも飲んでいきなさいよ」
オイラ「え?ペンギン?…いや、うしろに誰かいるっしょ!?」
???「いませんよ(笑)。それよりも、当店自慢のペンギンカフェラテを淹れますから」

ってことで、半ば強引に一杯いただくことに、なったのだけども…。オイラ「ほら、うしろ!手!誰かいるっしょ!?」
???「ふふふ。誰もいませんってば」てな塩梅で、オイラの目のまえに運ばれたのがペンギンカフェラテB 600円!訊くと、ドリンクを淹れてくれた謎のペンギンはPG caféのSNSとかでお店の情報などを紹介している「親方」さんで、この店にはペンギン好きの女子たちがわんさか集まってペンギントークに花を咲かせたり、恋人同士で来店してラブを育んだりしてるとか。

親方「ちょうど今、2階におひとりで来られた女性のお客様がいらっしゃいます。よろしければ相席していただけるか伺いましょうか?」
オイラ「お願いしやす!」と、いふことで…。
オイラ「・・・・ほう」

たしかに、性別は女性…というかメスらしき桃色のペンギンが座っておりましたがな。でもこれペンギンやないですか。ほらワシだって、女子がいるいわれたら、人間の女子がいると思いますやん。で、席座ったらこれて…。と、最初は思いますたよ。でもね、じーっと見つめていると、なんだか無性に愛くるしくなってきて。オーッス君「き、君の名は?」親方「Time Up!」てな感じで、結局南極つまみだされて終了。

いーんスよ!これで!別に!
でも、ペンギン好きな女子どもにひとつだけ言わせてください。

PG caféに来たときだけ「ペンギンっていいよね~」とかヌカす男は、心で望んでいるのはあなたの心の操という名の氷を溶かしたいだけであって、結局は自分の温暖化だけしか頭の中にはありませんからね!いいすか?

もう、男全員、童貞に戻っちまえ!!!

【つづく】